鳥取県の代表的な、伯耆富士ともいわれ愛されている大山。特に西側から見る大山は富士山そのものの姿をして美しい。その反面南側の壁面は荒々しく雄大で、近景の深緑とかすんで雄大さを見せる山肌はずっと眺めてみたい景色である。
この景色に魅せられて何度も4時間かけて通った。空の雲間から薄く見える青さを少しのぞかせて山の高さを表現した。この作品は、こだわりの緑を追求した作品で日展に2度目の入選で嬉しく、緑にこだわった甲斐があったとつくづく思った。こだわりの緑の集大成の積りで取り組んだ。
10版。
大作は気力・体力・時間を要し今後のことをいろいろ考える機会となっている。
2年もの間の気力の継続は苦い結果。