中小作品展示室

中・小の作品展示室（時系列）

	桜花　　　　　　2007年制作　　　大きさ：たて44cm×よこ86.5cm 　広島市内の縮景園の古い桜の木の満開の桜を見て感動。　桜の花と足もとの緑のバランスが良い。　バックには空色が全体にある。
	波濤洗岩　　　　　　　2008年制作　　　大きさ：たて31.5cm×よこ45cm 　久しぶりに家内と一緒に、山口の川棚温泉に出かけた。近くの角島で冬の花畑の花の観賞と、その海岸の日本海の荒れた海と寒々しい波打ち際の表現をした。　冬の寒空を表現するために、肌色と水色のグラデーションで表現。
	瀧爽風　　　　　2008年制作　　　大きさ：たて47.5cm×よこ32cm 　好きな滝の風景の一つです。広島・三段峡の一番上流にある「２段瀧」ですが、過去の台風で増水したとき上流の１段が崩壊し現在では1段瀧となっている。滝に落ちる水しぶきが風となって顔に当たり清々しい気持ちになりこの感触を、見てくださる皆様に感じていただければと描いた。
	寧静爽気　　　　　2010年制作　　　　　大きさ：た134cm×よこ179cm 　「寧静爽気」は、心を静かにすると気分がさわやか。いろいろ回廊を動きまわって、最高のアングルを見つけた。　海の満潮時期（満月）と時間をねらって出かけた。5重の塔の大きさと位置、とバックの木々に工夫。13色7版の作品。　最初から意図して制作した、掛け軸を作りました。結構満足しております。
	曼珠沙華　　　　　　　　　2010年制作　　　大きさ：たて13.4cm×よこ17.9cm 　長年スケッチで温めていた曼珠沙華（ヒガンバナ）を版画にやっとできました。　バックには、薄い赤と濃赤を黒の下全体に刷り、花の赤の広がりを表現した。３版４色刷りです。
	翠　風　　　　　　2011年制作　　　　　　大きさ：たて40cm×よこ32cm 　広島・三段峡のシンボルの三段瀧。１段目は、過去の台風の時崩れたそうで、今は大雨で増水したときのみ洗われるそうです。　滝の雄大な流れと周りの静けさに感動して絵にした。いつまでもこの場にと都で手痛い風景。
	深緑Ⅰ 　　　　　　2011年制作　　　大きさ：たて25.3cm×よこ17.7cm 　広島市内にある工兵橋の造形の美しさと、緑の豊かな風景が癒される。過去には痛ましいことがあったかもしれないが戦争のことを忘れないように訴えている。 2012年カレンダーに使用した。
	西條酒蔵群　　　　　　2011年制作　　　　　大きさ：たて29.5cm×よこ21cm 　東広島市内の西條は酒で有名である。賀茂泉酒造の屋上から望んだ酒の町の風景。大手酒メーカーの酒蔵煙突がそびえたつ風景は、酒屋の象徴。 NHK文化センターの仲間と酒まつりに合わせて展覧会をした。 2012年カレンダーに使用した。
	ミニ東京駅（深谷）　　　　　　　　　　201４年制作　　　　　　大きさ：たて32cm×よこ４６cm 　NHK文化センターの講座で、テーマ「駅」で取り組んだ作品。　東京駅を描くよ手で取材計画を立てたが誰かが深谷は橋上駅で東京駅のミニチュワにできていると聞いて取材した。深谷は東京駅の煉瓦を生産し、この記念に橋上駅がっ造られたと聞いた。よくできている。駅舎として使われており素晴らしい。表面を煉瓦模様を入れたが摺りでうまく出なかった。
	尾道水道Ⅰ 　　　　　　　　　　201５年制作　　　　　　大きさ：たて26cm×よこ22cm 　NHK文化センターの講座で、１０１６年度のカレンダー用の作品で制作。　千光寺公園から眺める尾道大橋と水道に入ってくる船の波後と海の光の反射が美しく、版数を少なくしての表現をしてみた。２色２版刷りです。
	尾道水道Ⅱ 　　　　　　　　　　201５年制作　　　　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18cm 　NHK文化センターの講座で、１０１６年度のカレンダー用の作品で制作。　千光寺公園から眺める尾道大橋と手前の町並みと手前の二重の塔の屋根の形の組み合わせが良かった。空が半分くらい占める構図を雲で調整してみました２色２版です。
	厳願（長谷寺）　　　　　　　　　　201６年制作　　　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18.4cm 　2016年6月に奈良観光を実行。長年の念願の奈良観光で印象強いひと時を過ごしました。長谷寺ではたまたま特別にお釈迦様の足に触ることのイベントが催されていて、腰痛に悩まされていて願後欠けさせて頂いた。石段のそばにたたずむ灯篭が白黒の世界の静かな中での願掛けの雰囲気を強烈に感じた。この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	紫陽花咲く（長谷寺）　　　　　　　　　　201６年制作　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18.3cm 　2016年6月に奈良観光を実行。長年の念願奈良観光で印象強いひと時を過ごしました。長谷寺にお参りする坂道のそばに咲く紫陽花が雨に濡れて美しい姿が印象深かった。あえて色付けをしないで色を感じていただければうれしいです。　この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	爽　風　　　　　　　　　201６年制作　　　大きさ：たて25.5cm×よこ19cm 　広島県北部の北広島町の景勝地、「三段峡」で、水辺に降りた景色を欠こうと水辺に降りると、滝の水が強烈に落ちる水しぶきと風が大変清々しき、生える緑の中に包まれた景色は「横山緑」の象徴的な風景でした。　今年のテーマ「川」の作品です。この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	秋暖（つばき）　　　　　　　　　　201７年制作　　　　　　大きさ：たて51cm×よこ38cm 　久しぶりの植物。この椿は亡き母が好きな椿の1つで、我が家の庭には多くの椿が植えてあるがその中の美しい一つ。花以外は全面黑で、その上に緑を２色刷って重ねている。葉の光っているところと花は一番最初に白を摺っている。この作品新年の初仕事の作品です。
	暮秋（つわぶき）　　　　　　　　　　2017年制作　　　　　　　大きさ：たて51cm×よこ38cm 　広庭に咲くつわぶきの花の黄色と葉濃い緑のコントラストが素晴らしく、久しぶりに植物を描いてみたくなって作品にした。今年の初仕事にした二作目。花と緑の葉以外は黒、花以外は全面緑。複雑な色合いが出て、作品を見ただけでは色分解は不可能な作品。上の椿とこの作品は、尊敬する北広島市在住の先生の影響で描いてみたくなった。
	復元（袁候橋）　　　　　　　　　　2017年制作　　　　　　大きさ：たて36cm×よこ29cm 広島駅前にある「袁候橋」は被爆の橋として位置づけられています。この橋は参勤交代で使われた由緒ある橋だそうで、今回復元された欄干は地元の皆さんには感慨深いものがあるでしょう。　この鷲と欄干の袁候は、戦時中に兵器として提供され長年台座のみとなっていた。　復元された橋は、後ろの桜が美しくあえてモノトーンにしてみた。バックには桜の花を白抜きした。
	春暖黄（大山）　　　　　　　　　　2017年制作　　　大きさ：たて28cm×よこ42cm ＮＨＫ文化センターの教室のテーマ「山」に沿って、鳥取県大山に家内とスケッチ旅行をして、初秋の大山が描きたいという憧れを抱いてきました。　たまたま良いアングルを見つけ、その近くに咲く菜の花をあしらった。　大山と中間の草原の版は、薄墨で胡麻刷りをした上に同じ版で着色を重ねて、質感を出す工夫をした。　菜の花は黄色で輪郭の版を最後に重ねた。
	心洗われて　　　　　　　2018年制作　　　大きさ：たて37cm×よこ52cm ＮＨＫ文化センターの教室のテーマ「海」に沿って、山口県の青海島の海岸を描いた。　妻と散策して海の荒い様を眺めていると心が洗われる気持ちがした。　波が岩にぶつかってしぶきが上がる様はまさに心が洗われてしぶきに見とれてしばらく時間を過ごした。　海の色は手前からのぼかし刷りで苦心したがいい色が表現できた。初めて刷りが楽しめた。白、青（黒緑のぼかし）、薄墨（ゴマ刷り）、黒、白の５版。
	酒都西條Ⅲ 　　　　　　2018年制作　　　大きさ：たて36cm×よこ29cm ＮＨＫ文化センターの教室のカレンダー用の作品。　我が町東広島をテーマにした小作品を作って、「東広島１００選」を目指してみようと今年を初年度としてスタートしてみた。どうなるか自信なし。市内の酒蔵の煙突は減少する一途をたどっている。良いアングルがなく苦しんだ挙句市役所の屋上に上がり望遠で、酒蔵の煙突群を目にすることができた。モノトーンを目指したが薄墨を使わざるを得なかった。年賀状にも一部使った。
	故里想春　　　　　　　2019年制作　　　大きさ：たて38cm×よこ52cm 母の故郷、東広島市豊栄町能良の田植え前の田園風景。このの風景を目にして、亡き母の面影が蘇って、胸が熱くなった。最近ゴマ刷りの面白さを感じていろいろなところで使っている。これで「刷り」が楽しい。 NHK教室の今年のテーマ「ふるさと」に対応した作品で、２０２０年のカレンダーに使った。
	気取らない美しさ　　　　　　　　2020年制作　　　大きさ：たて36cm×よこ25cm 庭に咲いた桃太郎椿を塀の前に咲く姿を想像してバックに木目を配した。清楚で美しい桃色は他を寄せ付けない清楚な姿に目を奪われた。　母が生前に椿が好きで庭には多くの椿が植えられている。この中で唯一花が長く咲くのが良い。大方の椿は開花してすぐ花が「ポトリ」と落ちるがこの種類だけ簡単に落ちない。バックは松材をそのまま使用した。
	復興語終　　　　　　　　2021年制作　　　大きさ：たて30cm×よこ20.5cm 2021年9月5日に取り壊されました市内電車のポイント切り替え操作室。（自称）通称「鳥の巣」と言われていました。これと同じようなものが紙屋町にありました。戦前までこの近くに自宅はあり、なんだか簡単に取り壊され残念な気持ちでせめてこの風景を残したいと前日夕方取材をして版画にしました。題は「復興語終（ふっこうごしゅう）」の意味はー広島復興の語り部が終わる。ーという残念な気持ちを４文字に表現しました。今年の１２月のカレンダーにしています。また、２０２２年１０月～の中国新聞文化センタークレドビル教室の朝刊の生徒募集に使っていただきました。
	縁（えにし）（制作年：2022年）たて53cm×よこ61cm 東広島市高屋町下堀にあるお寺の浄福寺。このお寺の近所に疎開して生まれ育った。　　2021年母の命日に、広島市内の墓を墓仕舞いしてすぐ近所の浄福寺の納骨堂に移転した。　このご縁でもあり77年間いつも見守ってくださったお礼を兼ねてこの絵を寄進させていただいた。　ご住職様に大変喜んでいただき家宝ならぬ寺宝にすると言っていただいて長く保存いただくことになった。特に正面の瓦にはこだわり２回彫り直しして4版となった。　正面から見える瓦は実物の枚数と同じにこだわった。象徴的な、右の「親鸞聖人様」の像は大きくした。　右上の屋根は納骨堂の「縁堂」の屋根を入れた。しっかりこれからも続く縁に思いを込めた。
	潮　　騒　　　　　　　2023年制作　　　大きさ：たて26cm×よこ38cm 　山口県長門市の北長門海岸の断崖の壁面にぶつかる波しぶきの激しさに魅了されて描いた。寄せては返す波とそれに伴って岩に激しくぶつかったしぶきが変化して見飽きない。 NHK教室の２０２４年のカレンダーと教室の合同展に展示した。

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	桜花　　　　　　2007年制作　　　大きさ：たて44cm×よこ86.5cm 　広島市内の縮景園の古い桜の木の満開の桜を見て感動。　桜の花と足もとの緑のバランスが良い。　バックには空色が全体にある。
	波濤洗岩　　　　　　　2008年制作　　　大きさ：たて31.5cm×よこ45cm 　久しぶりに家内と一緒に、山口の川棚温泉に出かけた。近くの角島で冬の花畑の花の観賞と、その海岸の日本海の荒れた海と寒々しい波打ち際の表現をした。　冬の寒空を表現するために、肌色と水色のグラデーションで表現。
	瀧爽風　　　　　2008年制作　　　大きさ：たて47.5cm×よこ32cm 　好きな滝の風景の一つです。広島・三段峡の一番上流にある「２段瀧」ですが、過去の台風で増水したとき上流の１段が崩壊し現在では1段瀧となっている。滝に落ちる水しぶきが風となって顔に当たり清々しい気持ちになりこの感触を、見てくださる皆様に感じていただければと描いた。
	寧静爽気　　　　　2010年制作　　　　　大きさ：た134cm×よこ179cm 　「寧静爽気」は、心を静かにすると気分がさわやか。いろいろ回廊を動きまわって、最高のアングルを見つけた。　海の満潮時期（満月）と時間をねらって出かけた。5重の塔の大きさと位置、とバックの木々に工夫。13色7版の作品。　最初から意図して制作した、掛け軸を作りました。結構満足しております。
	曼珠沙華　　　　　　　　　2010年制作　　　大きさ：たて13.4cm×よこ17.9cm 　長年スケッチで温めていた曼珠沙華（ヒガンバナ）を版画にやっとできました。　バックには、薄い赤と濃赤を黒の下全体に刷り、花の赤の広がりを表現した。３版４色刷りです。
	翠　風　　　　　　2011年制作　　　　　　大きさ：たて40cm×よこ32cm 　広島・三段峡のシンボルの三段瀧。１段目は、過去の台風の時崩れたそうで、今は大雨で増水したときのみ洗われるそうです。　滝の雄大な流れと周りの静けさに感動して絵にした。いつまでもこの場にと都で手痛い風景。
	深緑Ⅰ 　　　　　　2011年制作　　　大きさ：たて25.3cm×よこ17.7cm 　広島市内にある工兵橋の造形の美しさと、緑の豊かな風景が癒される。過去には痛ましいことがあったかもしれないが戦争のことを忘れないように訴えている。 2012年カレンダーに使用した。
	西條酒蔵群　　　　　　2011年制作　　　　　大きさ：たて29.5cm×よこ21cm 　東広島市内の西條は酒で有名である。賀茂泉酒造の屋上から望んだ酒の町の風景。大手酒メーカーの酒蔵煙突がそびえたつ風景は、酒屋の象徴。 NHK文化センターの仲間と酒まつりに合わせて展覧会をした。 2012年カレンダーに使用した。
	ミニ東京駅（深谷）　　　　　　　　　　201４年制作　　　　　　大きさ：たて32cm×よこ４６cm 　NHK文化センターの講座で、テーマ「駅」で取り組んだ作品。　東京駅を描くよ手で取材計画を立てたが誰かが深谷は橋上駅で東京駅のミニチュワにできていると聞いて取材した。深谷は東京駅の煉瓦を生産し、この記念に橋上駅がっ造られたと聞いた。よくできている。駅舎として使われており素晴らしい。表面を煉瓦模様を入れたが摺りでうまく出なかった。
	尾道水道Ⅰ 　　　　　　　　　　201５年制作　　　　　　大きさ：たて26cm×よこ22cm 　NHK文化センターの講座で、１０１６年度のカレンダー用の作品で制作。　千光寺公園から眺める尾道大橋と水道に入ってくる船の波後と海の光の反射が美しく、版数を少なくしての表現をしてみた。２色２版刷りです。
	尾道水道Ⅱ 　　　　　　　　　　201５年制作　　　　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18cm 　NHK文化センターの講座で、１０１６年度のカレンダー用の作品で制作。　千光寺公園から眺める尾道大橋と手前の町並みと手前の二重の塔の屋根の形の組み合わせが良かった。空が半分くらい占める構図を雲で調整してみました２色２版です。
	厳願（長谷寺）　　　　　　　　　　201６年制作　　　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18.4cm 　2016年6月に奈良観光を実行。長年の念願の奈良観光で印象強いひと時を過ごしました。長谷寺ではたまたま特別にお釈迦様の足に触ることのイベントが催されていて、腰痛に悩まされていて願後欠けさせて頂いた。石段のそばにたたずむ灯篭が白黒の世界の静かな中での願掛けの雰囲気を強烈に感じた。この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	紫陽花咲く（長谷寺）　　　　　　　　　　201６年制作　　　大きさ：たて26.5cm×よこ18.3cm 　2016年6月に奈良観光を実行。長年の念願奈良観光で印象強いひと時を過ごしました。長谷寺にお参りする坂道のそばに咲く紫陽花が雨に濡れて美しい姿が印象深かった。あえて色付けをしないで色を感じていただければうれしいです。　この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	爽　風　　　　　　　　　201６年制作　　　大きさ：たて25.5cm×よこ19cm 　広島県北部の北広島町の景勝地、「三段峡」で、水辺に降りた景色を欠こうと水辺に降りると、滝の水が強烈に落ちる水しぶきと風が大変清々しき、生える緑の中に包まれた景色は「横山緑」の象徴的な風景でした。　今年のテーマ「川」の作品です。この作品はNHK教室の恒例の2017年カレンダーに使いました。
	秋暖（つばき）　　　　　　　　　　201７年制作　　　　　　大きさ：たて51cm×よこ38cm 　久しぶりの植物。この椿は亡き母が好きな椿の1つで、我が家の庭には多くの椿が植えてあるがその中の美しい一つ。花以外は全面黑で、その上に緑を２色刷って重ねている。葉の光っているところと花は一番最初に白を摺っている。この作品新年の初仕事の作品です。
	暮秋（つわぶき）　　　　　　　　　　2017年制作　　　　　　　大きさ：たて51cm×よこ38cm 　広庭に咲くつわぶきの花の黄色と葉濃い緑のコントラストが素晴らしく、久しぶりに植物を描いてみたくなって作品にした。今年の初仕事にした二作目。花と緑の葉以外は黒、花以外は全面緑。複雑な色合いが出て、作品を見ただけでは色分解は不可能な作品。上の椿とこの作品は、尊敬する北広島市在住の先生の影響で描いてみたくなった。
	復元（袁候橋）　　　　　　　　　　2017年制作　　　　　　大きさ：たて36cm×よこ29cm 広島駅前にある「袁候橋」は被爆の橋として位置づけられています。この橋は参勤交代で使われた由緒ある橋だそうで、今回復元された欄干は地元の皆さんには感慨深いものがあるでしょう。　この鷲と欄干の袁候は、戦時中に兵器として提供され長年台座のみとなっていた。　復元された橋は、後ろの桜が美しくあえてモノトーンにしてみた。バックには桜の花を白抜きした。
	春暖黄（大山）　　　　　　　　　　2017年制作　　　大きさ：たて28cm×よこ42cm ＮＨＫ文化センターの教室のテーマ「山」に沿って、鳥取県大山に家内とスケッチ旅行をして、初秋の大山が描きたいという憧れを抱いてきました。　たまたま良いアングルを見つけ、その近くに咲く菜の花をあしらった。　大山と中間の草原の版は、薄墨で胡麻刷りをした上に同じ版で着色を重ねて、質感を出す工夫をした。　菜の花は黄色で輪郭の版を最後に重ねた。
	心洗われて　　　　　　　2018年制作　　　大きさ：たて37cm×よこ52cm ＮＨＫ文化センターの教室のテーマ「海」に沿って、山口県の青海島の海岸を描いた。　妻と散策して海の荒い様を眺めていると心が洗われる気持ちがした。　波が岩にぶつかってしぶきが上がる様はまさに心が洗われてしぶきに見とれてしばらく時間を過ごした。　海の色は手前からのぼかし刷りで苦心したがいい色が表現できた。初めて刷りが楽しめた。白、青（黒緑のぼかし）、薄墨（ゴマ刷り）、黒、白の５版。
	酒都西條Ⅲ 　　　　　　2018年制作　　　大きさ：たて36cm×よこ29cm ＮＨＫ文化センターの教室のカレンダー用の作品。　我が町東広島をテーマにした小作品を作って、「東広島１００選」を目指してみようと今年を初年度としてスタートしてみた。どうなるか自信なし。市内の酒蔵の煙突は減少する一途をたどっている。良いアングルがなく苦しんだ挙句市役所の屋上に上がり望遠で、酒蔵の煙突群を目にすることができた。モノトーンを目指したが薄墨を使わざるを得なかった。年賀状にも一部使った。
	故里想春　　　　　　　2019年制作　　　大きさ：たて38cm×よこ52cm 母の故郷、東広島市豊栄町能良の田植え前の田園風景。このの風景を目にして、亡き母の面影が蘇って、胸が熱くなった。最近ゴマ刷りの面白さを感じていろいろなところで使っている。これで「刷り」が楽しい。 NHK教室の今年のテーマ「ふるさと」に対応した作品で、２０２０年のカレンダーに使った。
	気取らない美しさ　　　　　　　　2020年制作　　　大きさ：たて36cm×よこ25cm 庭に咲いた桃太郎椿を塀の前に咲く姿を想像してバックに木目を配した。清楚で美しい桃色は他を寄せ付けない清楚な姿に目を奪われた。　母が生前に椿が好きで庭には多くの椿が植えられている。この中で唯一花が長く咲くのが良い。大方の椿は開花してすぐ花が「ポトリ」と落ちるがこの種類だけ簡単に落ちない。バックは松材をそのまま使用した。
	復興語終　　　　　　　　2021年制作　　　大きさ：たて30cm×よこ20.5cm 2021年9月5日に取り壊されました市内電車のポイント切り替え操作室。（自称）通称「鳥の巣」と言われていました。これと同じようなものが紙屋町にありました。戦前までこの近くに自宅はあり、なんだか簡単に取り壊され残念な気持ちでせめてこの風景を残したいと前日夕方取材をして版画にしました。題は「復興語終（ふっこうごしゅう）」の意味はー広島復興の語り部が終わる。ーという残念な気持ちを４文字に表現しました。今年の１２月のカレンダーにしています。また、２０２２年１０月～の中国新聞文化センタークレドビル教室の朝刊の生徒募集に使っていただきました。
	縁（えにし）（制作年：2022年）たて53cm×よこ61cm 東広島市高屋町下堀にあるお寺の浄福寺。このお寺の近所に疎開して生まれ育った。　　2021年母の命日に、広島市内の墓を墓仕舞いしてすぐ近所の浄福寺の納骨堂に移転した。　このご縁でもあり77年間いつも見守ってくださったお礼を兼ねてこの絵を寄進させていただいた。　ご住職様に大変喜んでいただき家宝ならぬ寺宝にすると言っていただいて長く保存いただくことになった。特に正面の瓦にはこだわり２回彫り直しして4版となった。　正面から見える瓦は実物の枚数と同じにこだわった。象徴的な、右の「親鸞聖人様」の像は大きくした。　右上の屋根は納骨堂の「縁堂」の屋根を入れた。しっかりこれからも続く縁に思いを込めた。
	潮　　騒　　　　　　　2023年制作　　　大きさ：たて26cm×よこ38cm 　山口県長門市の北長門海岸の断崖の壁面にぶつかる波しぶきの激しさに魅了されて描いた。寄せては返す波とそれに伴って岩に激しくぶつかったしぶきが変化して見飽きない。 NHK教室の２０２４年のカレンダーと教室の合同展に展示した。

横山隆雄美術館は木版画家　「横山隆雄の木版画の世界」を紹介した美術館です。

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