東広島市志和町にある並滝寺の山門は、日本の独特の萱葺き屋根で、特にこの山門は寺の山門と本堂を、好きな白黒だけでの表現で、これも気に入っている作品の1つです。 白をどこまで押さえるか、白黒のバランスが白黒の難しさである。
この絵を観て夏の暑い日を感じていただければ、作者としては満足です。
手前の木が夏の暑さを強調しています。 日本の萱葺き屋根は、夏は涼しく、冬は暖かいという利点がある、日本特有の建築物です。
近年萱葺き屋根の民家は、萱の確保が難しく、その上耐久性がなく、手間がかかることから、少なくなり貴重な作品です。 2010年3月 東広島市立美術館収蔵(寄贈)