横山�髣Y美術館は木版画家　「横山隆雄の木版画の世界」を紹介した美術館です。

　奈良の法隆寺は長年行ってみたいところでした。特に５重の塔に対する思いは深く、できれば深い絵を描きたい取り組みました。この制作に半年をかけました。「深い」をテーマに取り組むスタートの作品です。このアングルを見つけるのにずいぶんの時間を要しました。法隆寺の裏山をうろうろし、キツネにも出くわし、あるいは「マムシ注意」書かれた看板の横の草むらに踏み入れスケッチもしました。その後またうろうろして絶好のポジションを見つけて一心に書いて心に留めました。長年思い続けた景色に出会って感動しました。　
　この作品の制作の年、「脊椎管狭窄症」の手術をした。この作品制作に前年１１月より取り組んで７月に完成。手術の決心ができた。
構図の上から空・雲の役割を重要視した。